12日の米国株式相場は3日続落。ダウ工業株30種平均は前日比411ドル30セント安の8282ドル66セントと10月27日以来の安値で終えた。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は81.69ポイント安の1499.21で終え、2003年5月21日以来ほぼ5年半ぶりの安値を付けた。個人消費の冷え込みなど景気悪化懸念が根強く幅広い銘柄に売りが出た。
家電量販店最大手ベスト・バイが金融市場の混乱やマクロ景気の悪化を理由に業績見通しを下方修正した。個人消費の懸念が一段と強まり、ベスト・バイは約8%下落。パソコンなどハイテク関連の業績懸念が意識され、ヒューレット・パッカード(HP)やマイクロソフト、アップルなど主力ハイテク株が軒並み売られた。
ポールソン米財務長官が午前、金融安定化法の運用方針について記者会見した。資本注入の対象業種を拡大する一方、当初予定していた金融機関からの不良資産買い取りについては当面見送る方針を示した。同長官の発言を受け、資本注入対象の広がりを受けた景気悪化の深刻さが意識されたほか、金融機関の財務懸念は根強く残るといった見方も出た。金融株にも売りが出て、ダウ平均は取引終了にかけて一段安となった。
S&P500種株価指数は46.65ポイント安の852.30で終えた。業種別S&P500種株価指数は「エネルギー」「金融」が7%前後下げるなど全十業種が下げた。フィラデルフィア証券取引所の半導体株指数(SOX)は5%安となった。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約14億5000万株(速報値)、ナスダック市場は約22億株(同)。
HPは6%下げ、マイクロソフトは4%安だった。アップルは5%弱下げた。アナリストが利益予想や目標株価を引き下げたグーグルは6%下げ、株価は節目の 300ドルを下回った。米メディアが公的資金受け入れの申請を検討していると報じたアメリカン・エキスプレスは10%安。シティグループも10%安だった。人員削減計画が伝わったモルガン・スタンレーは15%の急落。
半面、公的資金の注入を含む米政府による支援期待を背景にゼネラル・モーターズ(GM)が5%高と反発した。フォード・モーターも買われた。
ダウ工業株30種(ドル)
終値:8282.66 前日比:-411.30
始値:8684.52 高値:8684.60 安値:8265.29
年初来高値:13279.54 年初来安値:7882.51
ナスダック総合指数
終値:1499.21 前日比:-81.69
始値:1553.16 高値:1562.78 安値:1499.21
年初来高値:2661.50 年初来安値:1493.00
S&P総合500種指数
終値:852.30 前日比:-46.65
始値:893.39 高値:893.39 安値:850.48
年初来高値:1471.77 年初来安値:839.80
米30年国債 4.169% 米10年国債 3.647%
「シカゴ日経平均先物(CME)」(12日)
DEC08
O 8875(Globex 合算)
H 8880
L 8135
C 8165 大証比-575(イブニング比-435)
Vol 17625
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