4日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら反発。前日比30ドル23セント高の9802ドル14セントで取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明がゼロ金利政策の長期化を維持したことから、好感した買いが優勢になる場面があった。ただ、その後は6日発表の10月の米雇用統計を控えて持ち高調整の売りが出て伸び悩んだ。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅ながら3営業日ぶりに反落し、終値は1.80ポイント安の 2055.52だった。
FOMC後の声明は今後の政策金利について「例外的に低いフェデラルファンド(FF)金利が長期にわたって続く可能性が高い」との表現を維持した。事前に表現が変更されるとの報道があったことから、声明発表後は買い戻しなどでダウ平均が156ドル高の9928ドルまで上げる場面があった。
もっとも、6日の米雇用統計を控え、積極的な買いは限定的だった。民間調査の10月の雇用減少幅は前月から縮小し、市場予想に一致した。一方、米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数では「雇用」が41.1%と前月比3.2ポイント低下。雇用統計を見極めたいとの雰囲気が強まった。
S&P500種株価指数は小幅ながら3日続伸し、1.09ポイント高の1046.50で終えた。業種別S&P500種指数(全10業種)では「ヘルスケア」や「公益」など5業種が上昇し、「金融」や「エネルギー」など5業種が下落した。売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約13億5000万株(速報値)、ナスダック市場は約21億7000万株(同)だった。
朝方に同業のシェリング・プラウ買収後の収益見通しを発表した製薬大手メルクが6%超上げ、ダウ採用銘柄で上昇率首位となった。中国政府が上海ディズニーランドの建設を正式に認可したことからウォルト・ディズニーも高い。反トラスト法でニューヨーク州司法長官が提訴したと伝わった半導体大手のインテルは伸び悩み小幅高。朝方に発表した2009 年7−9月期決算で最終損益が黒字に転換した金融保証会社(モノライン)大手のアムバックは急伸した。
一方、前日夕に発表した四半期決算で売上高が市場予想を下回った食品大手クラフト・フーズが3%超下落してダウ採用銘柄で下落率首位となった。バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)やJPモルガン・チェースなど金融株も下げた。
ダウ工業株30種(ドル)
終値:9802.14 前日比:30.23
始値:9767.30 高値:9928.04 安値:9767.14
年初来高値:10119.47 年初来安値:6469.95
ナスダック総合指数
終値:2055.52 前日比:‐1.80
始値:2067.56 高値:2081.10 安値:2053.00
年初来高値:2190.64 年初来安値:1265.52
S&P総合500種指数
終値:1046.50 前日比:1.09
始値:1047.14 高値:1061.00 安値:1045.15
年初来高値:1101.36 年初来安値:666.79
米30年国債 4.403% 米10年国債 3.529%
シカゴ日経平均先物12月限(ドル建て)終値 9875 (+55) 大証終値比
シカゴ日経平均先物12月限(円建て) 終値 9860 (+40) 大証終値比
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