29日の米国株式相場でダウ工業株30種平均は反発。前週末比90ドル99セント高の8529ドル38セントで終えた。原油先物相場の上昇を受け石油株が買われたことから相場は堅調に推移した。ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日続伸し、5.84ポイント高の1844.06で終えた。
原油先物相場が1バレル71ドル台と、大幅に上昇したことを受け、業績の改善期待から石油株が堅調に推移した。軟調な場面があった金融株が上昇に転じたことも相場の上昇につながった。四半期末や半期末が近づき、株価水準の押し上げを目的としたお化粧買いが入ったとの見方もあり、幅広い業種が上昇した。
S&P500種株価指数は8.33ポイント高の927.23で終えた。業種別S&P500種株価指数(全10業種)は「金融」「エネルギー」など全業種が上昇した。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約10億7000万株(速報値)、ナスダック市場は約20億株(同)だった。
石油大手エクソンモービルやシェブロンが堅調。アナリストが目標株価を引き上げたマイクロソフトが2%超上昇。アナリストが投資判断を引き上げた百貨店大手のJCペニーが高い。米証券取引委員会(SEC)から傘下の会社が調査に関する通知を受けたと発表した資産管理銀行大手ステート・ストリートが小高い。新車販売の減少率が小さくなるとの見方から、フォード・モーターが高い。ダウ平均の構成銘柄ではパソコン大手ヒューレット・パッカード(HP)や米銀大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)が上昇した。
一方、投資判断の引き下げが伝わった非鉄大手アルコアが3%近く下落。病気療養中だったスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が職場復帰したと米メディアが伝えたアップルは小幅安。
ダウ工業株30種(ドル)
終値:8529.38 前日比:90.99
始値:8440.13 高値:8533.23 安値:8429.09
年初来高値:9088.06 年初来安値:6469.95
ナスダック総合指数
終値:1844.06 前日比:5.84
始値:1842.09 高値:1854.09 安値:1825.03
年初来高値:1879.92 年初来安値:1265.52
S&P総合500種指数
終値:927.23 前日比:8.33
始値:919.86 高値:927.99 安値:916.18
年初来高値:956.23 年初来安値:666.79
米30年国債 4.287% 米10年国債 3.477%
「シカゴ日経平均先物(CME)」(29日)
SEP09
O 9890(ドル建て)
H 10020
L 9875
C 10000 大証比+180(イブニング比+130)
Vol 6704
SEP09
O 9895(円建て)
H 9955
L 9830
C 9945 大証比+125(イブニング比+75)
Vol 11520
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