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  • 2025-12-23
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NY市場概況、5日ぶり反落 ISM非製造業指数低下で利益確定売り

 5日の米国株式市場で、ダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに小反落。前日比39ドル22セント安の9280ドル97セントで終えた。ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりの反落で、終値は18.26ポイント安の1993.05。7月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数が予想に反し低下したことなどをきっかけに、利益確定の売りが広がった。
 ISM指数の低下に加え、民間雇用サービス会社、オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)の7月全米雇用リポートで雇用の減少幅が予想より大きかったため、米景気や雇用の不透明感が意識され売りが先行。ダウ平均の下げ幅は一時110ドルを上回った。ただ米住宅市場の底入れ観測を背景に金融株や住宅株などが買われ、相場の下値を支えた。
 S&P500種株価指数は2.93ポイント安の1002.72で終えた。業種別S&P指数(全10業種)では「通信サービス」や「ヘルスケア」、「エネルギー」など8業種が下落。「金融」と「素材」が上昇した。売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約19億2000万株(速報値)、ナスダック市場は約23億株(同)。
 個別では、朝方発表の四半期決算で売上高が予想を下回った日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が売られ、下落率はダウ平均構成銘柄で最も大きかった。前日夕発表の四半期決算で売上高が予想を下回った食品大手クラフト・フーズが小安い。利益見通しが強気と受け止められ前日に大きく上げた建機大手キャタピラーがさえない。
 一方、銀行大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)やクレジットカード大手アメリカン・エキスプレスが堅調で、保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は6割超上げた。朝方に発表した決算で1株利益が予想を上回ったファッション大手ポロ・ラルフローレンが堅調。アナリストが投資判断を引き上げた高級スーパー大手、ホール・フーズ・マーケットが大幅高となった。

ダウ工業株30種(ドル)
終値:9280.97 前日比:‐39.22
始値:9315.36 高値:9318.08 安値:9206.45
年初来高値:9321.10 年初来安値:6469.95

ナスダック総合指数
終値:1993.05 前日比:‐18.26
始値:2014.45 高値:2014.45 安値:1980.68
年初来高値:2015.59 年初来安値:1265.52

S&P総合500種指数
終値:1002.72 前日比:‐2.93
始値:1005.41 高値:1006.64 安値:994.31
年初来高値:1007.12 年初来安値:666.79

米30年国債 4.552% 米10年国債 3.752%

シカゴ日経平均先物9月限(ドル建て)終値 10330 (+80) 大証終値比
シカゴ日経平均先物9月限(円建て) 終値 10295 (+45) 大証終値比
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