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  • 2025-12-22
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NY市場概況、ダウ続落 ISM指数や小売り各社の既存店売上高を嫌気

 3日の米国株式市場で、ダウ工業株30種平均は続落。前日比86ドル53セント安の1万0366ドル15セントで終えた。11月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数や米小売り各社の既存店売上高が予想を下回ったことが嫌気された。ただ米銀大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)の公的資金返済発表や新規失業保険申請件数の減少が好感され、ダウ平均は高く推移する場面もあった。ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶり反落。11.89ポイント安の2173.14で終えた。S&P500種株価指数の終値は9.32ポイント安の1099.92。
 業種別S&P500 種指数(全10業種)では「金融」や「素材」など8業種が下落。「公益」と「通信サービス」が上昇した。売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約 11億3000万株(速報値)、ナスダック市場は約19億6000万株(同)。
 個別では11月の既存店売上高が予想に届かなかったディスカウントストア大手ターゲットや百貨店のメーシーズ、サックスがさえない。朝方発表した8−10月期決算で1株損失が予想より多かった住宅建設大手トール・ブラザーズが7%安。ダウ平均構成銘柄ではクレジットカード大手アメリカン・エキスプレスの下げが目立った。
 一方、バンカメは0.7%高。ゼネラル・エレクトリック(GE)とケーブルテレビ(CATV)大手コムキャストが3日朝、GE傘下のメディア大手NBCユニバーサルをコムキャストに事実上売却することで合意したと発表。コムキャストは大幅高で、GEは小幅に下落した。ダウ平均構成銘柄では半導体大手インテルが小じっかり。

ダウ工業株30種(ドル)
終値:10366.15 前日比:‐86.53
始値:10455.63 高値:10507.63 安値:10350.05
年初来高値:10513.52 年初来安値:6469.95

ナスダック総合指数
終値:2173.14 前日比:‐11.89
始値:2190.42 高値:2203.75 安値:2172.04
年初来高値:2205.32 年初来安値:1265.52

S&P総合500種指数
終値:1099.92 前日比:‐9.32
始値:1110.59 高値:1117.28 安値:1098.74
年初来高値:1115.58 年初来安値:666.79

米30年国債 4.335% 米10年国債 3.382%

シカゴ日経平均先物12月限(ドル建て)終値 9925 (‐25) 大証終値比
シカゴ日経平均先物12月限(円建て) 終値 9915 (‐35) 大証終値比
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